fidelitatem sound のオーディオと音楽ブログ
ジャズとオーディオのニッチな世界

ベーシストから

Sam Jones から始めましたので、2~3回ベーシストシリーズをやりたいと思います。

こういったブルージーなベーシストと対極に位置しているのが、Scott La Faro と言うBill Evans トリオのベーシストとして有名な人ですが,

このトリオの演奏は何とも音楽的(?って表現でよいのでしょうか)で凄い演奏です。

しかし私は、このLafaroとのトリオの演奏は実はあまり聴きません。30分以上聴いているとなんだか気持ちが悪くなってくるのです。 猛烈に美しい耽美的な音楽ですが内面に一種の狂気(?)を感じてししまうのでしょうか?

 evans_3 

 わたしはExplorationsと言うレコードを35年間大事に持っていて何度も聴いていますが、Hancockなど他のピアニストと違って、疲れておうちに帰ったら先ず聴きたいとはおもいません。

 

La faroは61年に交通事故で他界してしまい、Evansと数年しか共演できなかった訳ですが、その後のEvans の演奏を聴いてみてください。Eddie Gomezとの競演(Montreux のライブなどはで)などは、『こんなんじゃないんだよね・・・僕が求めている感性は』、『Scottは何処に行ったんだ』って言いながら演奏している様に聞(聴)こえます。 

本人がアル中と麻薬でで殆ど廃人になったり奥さんが自殺する気持ちはなんとなく理解できます。

と言う訳であまり好きではないと言う結末ではブログを終わりにくいので、対極のもう1人。 Niels Orsted Pedersen と言う人をご紹介したいと思います。

duo 1 初めての人であればやはりKenny Drew との『DUO』 というアルバムが良いと思います。 このレコードミキサーが興奮してボリュームを上げすぎて最後のHush-A-Byeでは音が思いっきり歪んでいます。

オーディオソースとしては神経質な方はお勧めできませんが、私にとってピアノとのデュオでこれ以上のアルバムはありません。少々歪んでるところがあっても良い音楽が入っていた方が良いです。

最近は7ltr バスレフ Alpair7一発で聴いていますが、そのサウンドはフルレンジの音ではありません。マークが一緒になって旧Alpair6用に使っていた箱を設計しなおしてジグソーでバッフル開口を大きくして使ったのですが、1週間程度のエージングを経て今は本当に上質な音がします。DUOのKenny Drewのピアノで細かいミュートの音が消えるニュアンス、ピアノの全体の質感、弦の震える細かい振動や量感、最初の数日はちょっとエージング不足でしたが今は広がりがあり個人的にとても気に入っています。

販売元が書いていますので、Alpair7の評価に疑いを持った方は是非買って聴いて試してください。信じて頂いた方はすぐに購入してください。音に狂気は含んでいませんので・・・・  ワルノリデシタ。


Posted by admin on 10月 27th, 2009 :: Filed under 未分類,音楽

初めまして ブログ始めます

初めまして
フィデリテムサウンドの中島と言います。
Markaudio(Markfenron trading) とCSSという2つの会社の日本向けの取り扱いをしております。今後とも宜しくご愛顧下さい。

このブログでは、Mark Fenronの日頃のオフレコ新製品の情報(結構予定変更になりますが)や、華南で頑張る日本のエンジニアの話など織り込んで新しい情報をお送りしようと思います。が先ずは、仕事に係わる内容の前に私の趣味のJazzのCDソフトのご紹介から軽く始めたいと思います。

 

私が住んでいる香港に一風変わったCDショップを見つけて、定期的に通っています。変わり方が私は大変気に入っていて、暇ができるとCDを漁りに行きます。何が気に入っているか?と言いますと、先ず買う前に好きなだけ試聴してから購入できると言う事。何とも便利なお店です。日本では絶対考えられない世界ですが。 驚く事に値段は何と一枚500円~800円で新品(封は試聴で殆ど開けられていますが・・・)を購入できます。 Xrcdの日本製3500円も値段はやっぱり800円です。

ですので、3時間位の暇な時間がとれる時に行きます。20枚位を棚から持ってきて一気に聞いて7,8枚を買ってきます。(大体最後は気持ちが悪くなってきますが) このお店に通うようになって、ずうっと聞いてみたいミュージッシャンだけれど買って後で失敗するかもしれないからとか、時にはバンドのメンバーがメチャクチャ魅力的だけど・・・とかみんな試聴できるわけです。と言うプロセスを経て手に入れたCDが今部屋にあふれていて、これは絶対皆さんに紹介する価値があると思っていたわけです。

 The Champ

先ずは手元にあったSam Jones と言うベースを弾く人のリーダーアルバムです。The Chant と言うアルバムですが、本当に気持ち良さそうにピッコロベースを弾いています。4曲目のSonny Boy、5曲目のIn Walked Ray、次のBlue Bird どのソロも心が弾みわくわくしてくるPベースのアドリブが堪能できます、ナットアダレイ キャノンボールアダレイ ウィントンケリーなどそうそうたるメンバーですが、もうサムジョーンズの独り舞台!皆名脇役に徹しています。特にIn Walked Rayは太い指で弦が伸びてしまうくらい弾く力強さ、何ともいえないブルージーなフレーズ、繰り返(Chant-cantare)されるセンスの良いフレーズがアルバムの写真を見るとバブロフの犬の様に頭の中で今も鳴っています。Ron Carter のピッコロとは全然ちがうピックアップマイク不要のサウンドです。 

ところでこのアルバムは1961年にレコーディングされたものですが、やはりこの頃のレコーディングは中域のコンパクションがあまりされていないせいか音に生気と厚みがあって良いですよね。一度聞いてみてください。


Posted by admin on 10月 22nd, 2009 :: Filed under 音楽